旅立った三人はシンジの平行世界に行く











其処には三人の世界には無いものもあった。











それは











魔法で操っている人形でもなく











エヴァの技術で作ったクローンでもなく











ナノマシンで操っている機械でもない











それは











現代で使われている義足、義手の究極版ともいえる











<義人化>











それがある世界だった











第二の人生は霊能力者!?



第九話「ジャッジメント」



シュウジ
























≪2015年≫



月が照らされない新月の夜。

戦自の非公式の施設はこの夜この世から消えた。

その施設の研究は「生体兵器」を作り出すことだった。

闇の世界、裏の世界ではこの研究は禁止というのが暗黙の了解だった。

この研究をしている施設は必ずこの世から消えるということを知っているからだ。

闇の中から突然現れ一晩のうちに一人残さず殺すその残酷な手際から裏の世界では恐怖と畏怖をこめてこう言った。



【死神】



そしてそのバックには組織があることも知っていた。



【ジャッジメント】



最初に現れたのは3ヶ月前。

それから実に100以上の組織を潰していった。

裏世界ではこのジャッジメントに睨まれたら最後とまでいわれている。

人数、目的、その組織の大きさなど全て不明。

分かっていることは「生体兵器」を扱っている組織は潰される、それだけしか判っていない。

そして今日も戦自の非公式の施設が潰されていく。
























≪戦自非公式施設≫



月が出ない新月の日、闇の中から一人がある施設の入り口にたどり着く。

闇と同化する様な全身黒尽くめの服装に黒いマントをしている。

(スーパーマンのように肩にマントしているわけではなく首から下が隠れるようなマント)

さらに黒いバイザーをかけている。

目立つ銀髪が余計に目立っている。


「おい!!ここは立ち入り禁止だぞ!!!」


「・・・ここは生体兵器を研究しているか?・・・」


その声からまだ14,5ぐらいの少年だとわかる。


「ああ?ガキはさっさと帰れ!!」


入り口を警備していた軍人は相手を子供だとわかり調子に乗っている。

それが自分の最後だと知らずに・・・


「・・・・答えないんだ。」


「ああ?聞こえねーぞ?」


「まあ答えても殺したけどな。」


少年は軍人の首を手刀で吹き飛ばす。

その瞬間施設の危険を知らせる音だろうか、鳴り出した。


「さっさと行くか、早くしないとアキが煩いし・・・・」


門を素手で壊し歩いて入っていく。

この少年の名前はセイ。相変わらずの無表情だった。
























「敵はたった一人だぞ!?さっさと殺せ!!」


「何で!?何で当たらないんだ!?」


軍人達はマシンガンなどを持ちセイに打つ。

しかしセイに当たる前に弾は何かにぶつかったかのように弾かれる。

セイはゆっくり軍人達のほうに歩いていく。


「無駄。」


セイはそういってマントに隠れていた手を出す。

手にはパチンコ玉が握られていてそれを軍人達に投げつける。

すると至近距離からの拳銃を放ったように軍人達の頭が飛ぶ。


「ヒイ!!」


数人の軍人が倒れた時他の軍人がそれを見て恐怖した。

その瞬間をセイは見逃さなかった。

縮地を使い瞬時に距離を詰める。


「「消えた!?」」


「ここだよ。」


軍人の後ろに回ったセイは後頭部に拳銃を突きつける。


「た、助け「却下。」」


命乞いをしようとした軍人の言葉を意にも貸さずに拳銃の引き金を引いた。

他の軍人はその残酷さに固まっている。


「俺を殺そうとした時点で死は決まっている。」


セイは恐怖で動けない軍人を全員殺していった。

セイは事務室の中にあったパソコンを起動させ手を置いている。


「研究所は・・・・ここか。」


体の中にあるナノマシンで捜したセイはそのデータをシンジ達に送った。


「俺も行かなきゃな。」


セイはそう呟いて軍人の持っていた武器を回収していきながら研究所に向かっていった。
























所変わって戦自の施設の周辺。

戦自に見つからないように身を潜めている二人がいた。

一人はミリタリーマニアが喜びそうな迷彩服を着ている。

もう一人は相変わらずの魔法使いの格好をしている。


「送ってきたね。」


「じゃあさっそく行きましょう♪」


「なんでそんなに嬉しそうなの?」


「シンジと二人っきりだから♪」


シンジとアキはセイから着た研究所の場所とその設計図のデータを見ながら戦自の施設に入っていく。
























「何か一人もいないよ?」


「・・・またか・・・」


「セイでしょ?しょうがないよ、シンジもそれは判ってるでしょ?」


「それは判ってるよ、セイはこの生体兵器を作っている奴らが嫌いって事ぐらい。」


「・・・自分の過去を思い出すって所でしょうね。」


「人の検索を勝手にするな。」


シンジとアキが話しながら歩いていると後ろからセイが声をかける。


「この先が研究所だ。さっき入って始末はもう済んでいる。」


「また先走って・・・で助かる人は?」


「こいつだけだった。」


セイが自分の後ろに隠れている8歳ぐらいの女の子を見る。

その女の子はセイのマントを羽織っていてセイのそばから離れようとしない。

セイと同じ銀髪で少し怯えている。


「随分セイのこと信用しているようだね。」


「ここから見ると親子見たい、マナも喜ぶんじゃない?私がお母さんです!!って言うよ絶対に。」


「寝言言ってないでさっさと武器庫から武器とって行くぞ。」


早く終わらせたいと思っているセイは二人を急かすように言った。

しかしアキのトークは止まらなかった。


「ねえねえ、この子の名前は?」


「マイ、俺がつけた。」


「へえ〜、結構いいじゃない、ねえシンジ?」


「うん、いいと思うよ。」


「さっさとしないと援軍が来る、行くぞ。」


四人はそれから5分後闇の中に消えていった。

その5分後その施設は爆発した。


「(それにしてもマイとは・・・)」


「(セイとマナの一文字ずつ取ってマイか〜、マナ凄い喜ぶだろうなー、羨ましい・・・)」












【死神】と呼ばれるセイ











【魔女】と呼ばれるアキ











【堕天使】と呼ばれるシンジ











【ジャッジメント】と呼ばれる組織の頂点に立つ三人が行った事件の一つ











使徒が来る一週間前の出来事だった













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